2025/08/24 16:24

出発:オレンジフェリーで四国へ
今回の旅は、10日前にキャンセル待ちでたまたま取れたオレンジフェリーDXシングルルームからスタート。仕事を18時に切り上げて自走で大阪南港へ、約1時間半かけて到着。輪行して20時に無事乗船。まずは船内のお風呂で汗を流してリフレッシュ。その後レストランで生ビールをぐいっといきつつ、愛媛のブランド鯛「鯛一郎くん」のタジン鍋やおでんをガッツリ堪能。デッキに出ると、海越しに関西万博の大屋根リングが見えてきて、他の乗客と一緒にワクワクしながら出航を楽しみました。
UFOラインへ
翌朝定刻6時に下船、さっそく自転車を組み立て出発。今回のメインはもちろん「UFOライン」。途中3時間ほど補給できる場所が無いので、出発直後のコンビニで、パンとおにぎり、コーラを準備して挑みます。途中で「ぶよ」に刺されるアクシデントもあったけど、一気に1000 以上登り、寒風山トンネルを抜けてUFOラインの入口へ。道中は静かでほぼ貸し切り状態。
UFOラインは本当に爽快! 四国で2番目に高い瓶ヶ森(かめがもり)を横目に、絶景を楽しみながら土小屋まで走行。モンベルでコロッケうどんを食べてひと息。天気が崩れそうだったので、休憩もそこそこに下山。石鎚山ヒルクライム大会の逆コースを一気に駆け下りたら、本降りの雨に変わりました。
今治・シクロの家と喜助の湯
15時すぎに今治のゲストハウス「シクロの家」に到着。開館時間まで間があったので、近くのスーパー銭湯「喜助の湯」へ。ここはサイクリスト用の設備が充実していて「日本一サイクリストが集まる温泉」と呼ばれるだけある! ロードバイクロッカーや工具、洗車スペースも完備で、たくさんのサイクリストでにぎわっていました。
夜は名物「鉄板焼き鳥」の元祖、老舗「五味鳥」で夕食。香ばしくてジューシーで大満足!
シクロの家の談話室で一杯やろうと思い、コンビニでハイボールとつまみを調達。
談話室には、ちょうど同じくらいの年代のご夫婦とお子さんがいらして、ご家族で車に自転車を積んで「しまなみ海道」をサイクリングしているとのこと。しかも大阪府枚方から!
さらに旦那さんは今年のフジヒルにも挑戦されたそうで、「自分、そのときブース出していましたよ!」とつい反応してしまい、自転車ネタで大盛り上がり。
こうした思いがけない出会いと会話こそ、ゲストハウスならではの楽しみのひとつですね。
しまなみ海道ライド
2日目朝8時、シクロの家を出発。来島海峡大橋の手前、宿で知り合った外国人サイクリスト2人(アメリカと香港)と再会し、一緒に走ることに。サンライズ糸山の映えスポットを案内して、一緒に絶景を楽しみました。その後別れて、私は亀老山ヒルクライムへ。楽しみにしていた藻塩アイスは残念ながら開店前…。でも定番の“空中に浮かぶ愛車ショット”を撮ってご満悦。
多々羅大橋の手前で再び外国人2人と合流。香港の彼女が転倒していてヒヤッとしたけど軽傷で一安心。彼らは瀬戸田でうなぎを食べる予定だったのでここでお別れ。私は「漁師食堂しま一」ですべて地元で捕れたお刺身定食を食べて腹ごしらえ。さらに因島の大山神社や“グラベルの聖地”コースにも挑戦。でも雨と草だらけでロードにはキツく、ちょっと苦戦。
因島名物「はっさく大福」の「はっさく屋」には、ずぶ濡れで14時すぎに到着したけど、すでに売り切れ…。代わりに、はっさくソフトをいただきました。
尾道での宿泊
この日の宿は尾道のゲストハウス「シータ村」。古い町並みの中(先の戦争で空襲のなかった尾道の、遊郭があったエリア)にある小さな宿で雰囲気抜群。走行中気になっていたのが、ぶよに刺されたところが悪化していて水ぶくれ。ドラッグストアで薬を購入(薬剤師さんおすすめのステロイド入りがよく効いた!)。夜は宿のスタッフがやっている居酒屋「カピタン亭」で地元客と盛り上がり、その後も宿で交流が続きました。
最終日
最終日は朝から雨。在来線で福山に移動し、新幹線に無事乗車。お昼には帰宅できました。酷暑ライドを覚悟していたけど、予想外の雨ライドで熱中症の心配はゼロ。3回目のUFOライン、今治のシクロの家、10回以上走ったしまなみ海道、初めての尾道ゲストハウス。出会いも含めて、やっぱりサイクリングは最高の旅のスタイルだと改めて実感!
■1日目のコース
■2日目のコース